神楽岡町 忙中閑記05 -仕事おえて、ついにBEN&JERRY’S-

ついにBEN&JERRY’S。。。。。。
昨日、東京へ出た。曇り空の柏は霧雨が降ったり止んだり、傘持って出ようかどうしようかグズグズ考えてるうちにぎりぎりの時間になったので、とりあえず傘持って家を出、15時に約束の渋谷へ。。。。打ち合わせを終えたら今日の仕事はもうおしまい。もうすぐ5時か。。。

  

 

渋谷の街は学生やアルバイトの若者がとても多い。。。まだ明るいし、日が落ちるまでかなり時間があるので、まっすぐ家に帰るのをやめてぶらぶら渋谷ウオッチングしながら歩いいると、信号待ちのたびごとに宣伝チラシを配る人たちが近所にいて、通りしなにサッとチラシとティッシュを差し出すのでついもらっってしまう。ケイタイ、ファーストフード、コンタクトレンズ、居酒屋チェーン。。。渋谷はモノも情報もあふれかえっているからこうなるんだな。。。
あてもなく歩いていたのではダメだなと思った時にヒラメイタ。

そうだ。。表参道に開店したBEN&JERRY’Sに行ってみよう。。
ということで、すかさず明治通りを左折してずんずん歩くと10分で神宮前の交差点に着いた。さらに右折ゆる~い上り坂をいくと目指す表参道ヒルズに着いた。もともとは同潤会アパートがあったところだ。跡地に建つ表参道ヒルズはまことに今風のオシャレなビルに変身していた。。。。その端っこの一角にお店はあった。BEN&JERRY’S:http://www.fashionsnap.com/news/2012-02-20/benjerrys-omotesando/

お店はこじんまりしてるが、奥の方に小さいテーブルとバーがあって20人ぐらいは座れるようだ。店に着いた時には、店からに入りきれない15人ぐらいの順番待ちの列ができてる。外でアイスクリームを片手に談笑してる若者たちもいてお店の前が若いお客さんで賑やか。いや~サスガの人気だ。。。

ワタシの順番が来て、ラッキーなことに奥のテーブル席がいくつも空いた。食べ終えたお客さんがいっせいに帰える。このタイミングに居合わせたのでワタシはテーブル席でゆったりと評判のアイスクリームを堪能できた。同時に、大学から帰る途中の長女からメールが入りBEN&JERRY’Sにいることを伝えると途中下車して合流するということになった。

隣のテーブルに男女3人の学生さんGから写真を頼まれたので。彼らのスマホ・カメラで3枚撮影してあげたんだが、男の子2人ともイケメン好青年で女の子もチャーミングでみんな仲良しGood lookingだ。うちの長女と同年代だねと言うと。ニコニコ笑顔を返してくれた。娘と同じ年代ということでとても親しみがわく。この仲のいい若者たちの笑顔に拍手だ。ワタシもうれしくなった心地よい時間であった。長女が神宮前交差点あたりまで来てて、この店で待ち合わせてることを言うと、にこやかな若者たちからふたたび笑顔があふれた。「娘さんと待ち合わせ、いいなー。。ステキですね」とメンバーのお嬢さんが言ってくれたので。。。。。。やったー。。。完全にいい気になってしもた。。

ところで、
BEN&JERRY’Sって他のブランドにはないオモシロい経緯がある。ご紹介しよう。。
内橋克人先生の著書
【もうひとつの日本は可能だ】にも紹介されてるんだが、
意外だろうけど、正統派といえそうなアイスクリームなのだ。。。

BEN&JERRYはもともとヒッピーみたいな若者2人の名前そのまんま、どっかの大学院のアイスクリームコース受講したこときっかけに、ガソリンスタンドの片隅でアイスクリーム屋さんを始めたんだ。

彼らはバーモント州の零細な畜産農家から牛乳を仕入れて、
「地元の小さな農家のミルク使って一生懸命つくるんで、ちょっと高いけど買ってちょうだい!!」
っていうフレーズを堂々と打ち出した。
農家農民から農産物を買い叩いたり、むちゃくちゃ搾取してきたドコカノ巨大カンパニーとは一味も二味もちがうのだ。
そうしたハートフルな理念の田舎のアイスクリーム屋さんが、消費者のハートをググッと鷲づかみ。消費者の口コミは、またたくうちにアメリカ全土の消費者の間で広がっていった。そんな伝説をつくったアイスクリーム屋さん。アメリカの消費者の皆さんは、商品選びの本質的なところをちゃんと押さえている人がとても多い、日本の消費者にはまだまだ追い付かないものを持ってるんだなと感心してます。

で、
BEN&JERRY’Sの消費者の口コミでどんどん広がって、ついには、
ハーゲンダッツとか何とかいう既成ブランドを押しのけてしまった。
ファンとしてはまさしく痛快ストーリーである。
生産者支援や、しかも地元に小さな農家にも目を向けた消費スタイルを明確にした点がキッチリ分かりやすくてエライとふたたび感心。
オーガニックにもこだわってる。
このほか貧困層から雇い入れて、貧困から自立できる独自プログラムもつくり。

繰り返すけれど、
要するに農家買いたたきや搾取して大儲けするのとは逆に、光の当たらないところに光をあてた支援とモノづくりをマッチングしたスゲーやつらということでありました。。。
そっからの快進撃は凄かったみたいだ。
むかし読んだ記事や本の数ページの衝撃。そん感じの記憶がよみがえって来た。。。。
いつか、あの大国の農村農民たちが育てた牛乳で出来たこのアイスクリーム発祥の町とBEN&JERRY’S工場見学したいぜ。。。笑笑。

 

 

 

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